生涯未婚率が増加傾向にあるってつい最近聞きました。(2017年4月13日現在)
言葉通りに受け取ると一生のうちに一度も結婚しない人たちの割合のように思えます。
これが増加傾向にあるってことは少子化も進むだろうし、独居老人も増えるだろうしあまり明るい未来はないなって気になりますね。
今回参考にしたのは公益財団法人 生命保険文化センターというところのサイトの下記のページ。
http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/mariage/12.html
これによると、生涯未婚率とは
生涯未婚率というのは、「45~49歳」と「50~54歳」未婚率の平均値から、「50歳時」の未婚率(結婚したことがない人の割合)を算出したものです。生涯を通して未婚である人の割合を示すものではありません。
ただし50歳で未婚の人は、将来的にも結婚する予定がないと考えることもできることから、生涯独身でいる人がどのくらいいるかを示す統計指標として使われます。
ということらしいです。
50歳くらいの人たちの未婚率を算出したものらしく、それ以降結婚する人も少ないだろうから、この数値を生涯未婚率として使いましょうね。ということだそうですね。
まぁ的を射ているのではないでしょうか。そりゃまぁ50過ぎて結婚する人もいるでしょうが、比率としては少ないでしょうから統計数値としては間違ってないのかなって気がします。
生涯未婚率が増加傾向
最近ラジオで聞いた限りではこの生涯未婚率が結構高い数値になってきているようで、先ほどのサイトを見る限りだと確かに年々増加しているんだなと。
2015年国勢調査の結果だと
生涯未婚率 男性:23% 女性:14%
という数値なのだそうです。
男性の5人に1人は生涯結婚せず、女性は10人に1人は結婚しない、ということ。
2010年と比較して男性が3パーセント増、女性が4パーセント増
この数値を大きいと見るか少ないと見るかは人それぞれでしょう。
また、みんながみんな一度は結婚しとくべきということは全くないので、この数値がいいとか悪いとかの話ではないかと思います。
しかしながら、少子化などは進むでしょうしあまり景気が良い感じはしませんね。
1965年の生涯未婚率は?
男性で1.5パーセント、女性で2.53パーセントだそうです。
これはこれで驚きですね。ほとんどすべての人が結婚を経験していたということです。
これってやはり自由恋愛からの結婚より、お見合い婚が盛んだったとかいうところなんでしょうか。
各年齢の未婚率はどのくらいか
2010年当時の数値ですが、
- 25歳ー29歳 男性 71.8% 女性 60.3%
- 30歳ー34歳 男性 47.3% 女性 34.5%
- 35歳ー39歳 男性 35.6% 女性 23.1%
となっています。
自分や周りの人たちを見てどうでしょうか。違いはないでしょうか。
上の数値を見てもらうと男女ともに34歳以降の結婚率が格段に下がっていることがわかるかと思います。
各年齢の結婚していく推移
例えば男女それぞれ1000人の人たちがいるとして彼/彼女らは上記の推移のように結婚をしていくと仮定します。
まず男性から書きます。
29歳になるとこの時の未婚率は718人が未婚です。(282人が結婚)
そして34歳になると478人が未婚です。新たに718-478=240人が結婚したことになります。
さらに39歳まで男性の350人が未婚です。128人が新たに結婚しました。
続いて女性について書きます。
29歳迄だと603人が未婚です。397人はすでに結婚しています。
34歳になると345人が未婚です。新たに258人が結婚しました。
そして39歳を迎えると未婚者は231人になります。35から39の間に結婚したのは114人です。
こうして見ると女性は結婚が早いなぁと感じますね。
まぁ体感と大体同じような気もします。
何かの参考になりますかね。特にならなそうな感じですね。
まとめ
生涯未婚率って言葉を聞いて、どうやって計算しているのか疑問に感じ、思いの外色々勉強になることが多かったです。
生涯未婚率って言葉から始めに想像したのは、人が亡くなる前に
「既婚ですか?未婚ですか?」
って聴取しているのを想像しましたが、そんなことはやはりありませんでしたね。
この未婚率って文明の成熟度愛を表しているような感じもして、非常に興味深いです。
あと経済環境とかね。
将来家族を養っていけるか不安で結婚をためらう人、そういう人が少なくなるような環境が来ればいいのにと思う今日この頃です。
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