群馬県は太田市にある、太田市美術館。
なんとなく、本当になんとなく行ってみました。
駅前の立地もさることながら近所にこう行った施設があればいいなと感じる良いところでした。
あと、あまり行く機会のないところなので、周辺を歩いてみて感じたことがあったので書いてみます。
群馬県太田市、もしかしたら近くに住む群馬県民の方々もみていただけているでしょうか。
そうだったら嬉しいです。
太田市美術館良いところですね、自分の住まいの近くにもあのような施設があれば良いなと、そう思いました。
それでは太田市美術館・図書館、及び太田駅周辺を散策してみた感想を書きます。
Contents
太田駅に降りて
太田市に行くのは初めてです。
美術館があるってんで、暇してたのでなんとなく向かいました。
結構大きいんですね、太田駅。驚きました。
駅は北口と南口があり、どちらかというと南口の方が開発をしていることもあってか、若干賑やかな雰囲気。
対して北口の方は少し離れますが新田金山城跡があり、町並みとしても古い商店街が残っている雰囲気でした。

北口側に降りるとすぐ目の前に美術館があります。本当に駅を出てすぐ左側。

あと駅前のモータープールのようなところには新田義貞公の像があります。
太田市は新田義貞公の誕生地や育った場所という候補地らしく、このような像があるようですね。
いわゆる南北朝とか足利尊氏とか、そういった時代の人物なのですが、結構好きです。
南北朝とかあの辺りのドロドロした感じ、ミステリアスな感じ。オススメです。

さて、これが太田市美術館・図書館(以下太田市美術館とします。)です。
本当に駅を出てすぐ左。

振り向いて撮ってみました。これが太田駅。

太田市美術館にはカフェも併設されて降り、コーヒーの良い香りがしていました。
人も結構入っているようで、この施設内は活気のある雰囲気でした。
太田駅周辺を歩いてみる
早速、太田美術館の紹介と行きたいところなのですが、せっかくなので周辺を歩いてみた記録を載せたいと思います。

駅から北に向かう形で散策します。

ぐるっと裏側の太田美術館。
駐車場はだいたい車40台くらい停められるのでしょうか。

駅からほど近くには結構古そうな商店街が。
行った時期が悪かったのか、ほとんどやっているお店はありませんでした。
太田駅北口商店街が正式名称でしょうか。

こんな綺麗な猫がいました。
人に慣れているのかなと思って少し近づくと、逃げて行ってしまいました。

商店街も抜けて、比較的大きめの交差点につくと、非常に目を引く看板を発見しました。
「パーマがきめ手」「カットがきめ手」
こういうタッチの絵ってなんだかノスタルジーを感じます。

こんな看板も見つけました。
歩道の上の方にせり出す形でインパクト大です。

金山城址に続く道の途中にはこんな石造りのゲートがありました。

よくよく調べていないのでどんな経緯でこのゲートができたのかはわかりませんが、脇には葵紋?徳川家?
どんな関連があるのでしょうね。

先ほどのゲートをしばらく進むと、右側に高山神社の標識が出ていました。
目の前に見えるのは鬱蒼とした森。とても興味をそそられたので行ってみることにしました。

時期も良かったのか、本当に緑が気持ちよかったです。

グルーっと敷地内を歩いて行くと、おそらくこちらが正面なんだろうなという場所に辿り空きました。

本殿に続く階段です。結構ありますね。
長い階段を登って行くと、目の前には衝撃的な光景が広がっていました。

本殿がありません。
一切の柱も壁も何もかもありません。
初めてこういう光景をみました。
そうなんです、実はここまで来る前までに知っていたのですが、どうやら放火が原因の火災で全焼してしまったようです。


どこの部分なのかはわかりませんが、燃え残って真っ黒になった木材が打ち捨てられていました。

一切合切が全て燃えて無くなってしまったようで、なんだか空虚で物悲しい雰囲気だけが漂っていました。

犯人は捕まっているようで「憂さ晴らし」に放火したということだそうです。
社殿に放火して晴れる憂さというものがあるのでしょうか。
非常に残念な思いがします。

藤が綺麗だという前評判も事前に調べてはいたのですが、ありました。藤棚。
確かに綺麗ではありますが、なんだかこの部分も手入れがされていないようで残念。
社殿の火災以降もしかしたら管理燃されなくなってしまったのでしょうか。
悲しいですね。
太田焼きそば
太田のB級グルメで太田焼きそばというものがあるそうで、せっかくなので頂いてみました。
太麺と各店のこだわりのソースが特徴。そして安価。
今回は駅周辺で空いていたお店に入ってみました。


昔ながらのソース焼きそばといった感じ。
このお店はおたふくソースだったかな、特段こだわりのという感じではなかったですが、美味しかったです。普通に美味しいという言い方は間違っているでしょうか。
太田市美術館内を紹介
太田市駅周辺をぐるっと回って駅前へ戻ってきました。
太田市美術館は図書館も併設されており、図書館利用者の方が多くいるように感じました。
地域の人たちが利用しているのはいいですよね。綺麗な図書館で色々な人たちが利用しているようで活気がありました。
美術館の方は入場料が大人1名800円だったと思います。
せっかくなので入場。1F2F3Fとありますが、1Fと3Fは撮影OKのようなので少しだけ。





1Fは3面が大きなアートに囲まれたフロアになっています。
なんの絵なのか、どういった意味が込められているのかはよく読みませんでした。すいません。
ただ、インパクトのある絵が壁一面に書かれているのはなかなか見応えがありました。



1Fと2Fの間のスロープ状になっているところの壁面にも詩のようなものが一面に描かれています。

これは3Fです。
3Fには群馬県史などの資料が置いてある一室があるのと、動画を流している一室、そして屋上へ出る扉があります。

屋上からの眺めはなかなかに良く、もっと良く晴れた日なんかは気持ちのいいスポットなのだろうと思いました。

屋上から太田駅を望んだ風景。


随所にチェアが用意されているので、ここで一息つくのもオススメ。
結構見晴らしがいいので、気持ち良さそうです。

駐車場はこんな感じ。
建築
建築家 平田晃久
太田駅北口にこの美術館図書館がつくられることになったのには切実な理由があります。
太田市は人口20 万を超える豊かな市であり、太田駅はその中心に位置する、一日の乗降者数が1 万人を越える駅です。しかしながら現在駅前は閑散としています。多くの人々が車中心の生活をし、郊外のショッピングモールで買い物をするようになった結果、街の血液である歩行者が少なくなり、駅前の魅力ある街並みが喪われつつあるのです。
この建物は、人々の流れをもう一度駅前に呼び戻し、駅前の街並みを歩いて楽しい魅力あるものに育てていくためのきっかけとして構想されました。私たちはその構想に応えるようにして、建物の基本的な考え方をつくりました。
施設のホームページにある一文には”駅前の町並みを歩いて楽しい魅力あるものに”とありますが、駅前にあっても車できている人の方が多そうなのは皮肉な感じ。
でも人は集まっているので結果オーライなのでしょうが。
もう少し商店街だとかの活気が戻るといいですね。



昔からあるような商店街。こういった商店街ってやはり独特な魅力がありますよね。


図書館はこんな感じで非常にオープンな感じ。
良くあるフロアごとに別れていて、本棚も規則正しく並んでいて、という感じではありません。


最後に、太田市美術館内のカフェの様子。
結構人が多くて全体を取れなかったのですが、駅前のおしゃれなカフェって感じ。
ここだけ利用するなんて人もいるんでしょうね。
最後に
最後に太田駅周辺を歩いた感想と、太田市美術館の感想を。
太田駅周辺は少しさみしい感じ
GW中の閑散とした時期に行ってきたのかもしれませんが、全体的にやはり寂しげな感じ。
というのも美術館の設立する理由となった通り、あまり人通りがない。
そして歩道、車道共になんだか汚い。吸殻が捨ててあったり、雑草ぼうぼうだったり。
あと、割と大きなビルでもテナントがほとんど入っていなかったり。
良くある郊外都市という感じなのでしょうか。
どれもこれも人の往来が少ないから仕方がないのでしょうが、ゴミくらいはなんとかしたらどうなのかな、もったいないなと感じました。
北に行けば史跡もあるし、南に行けば開発中の一角もある、なんだかどうにかなりそうな感じもするんですけどね。専門家じゃないので明確なことは言えなくて、だらだらと書き連ねてすいませんが。
太田市美術館・図書館は近所に欲しい
美術館は内容次第なのかもしれませんが、あのオープンな感じの図書館とカフェの雰囲気はとてもよかったです。
堅苦しくない、活気のある感じの図書館、近所にも欲しいです。
太田駅周辺もこの太田市美術館・図書館をきっかけに人の流れを取り戻して、街一帯で活気を取り戻すことができるといいですね。
山もあるし、緑も多いし、史跡だってあるし。
頑張って欲しいですね。
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