プライムビデオでドラマを放送していたものが非常に面白く、漫画にも興味を持ち読んでみました。
味のある絵と一話完結のとてもテンポの良い展開で面白い作品です。
深夜食堂
営業時間は夜12時から朝7時頃まで、人は「深夜食堂」って言っているよ。客が来るかって?
それがけっこう来るんだよ。
メニューはこれだけ。あとは勝手に注文してくれりゃあ、
できるもんなら作るよ、
ってぇのが俺の営業方針さ。
-第1夜◎赤いウインナー-から引用
こんな語りから始まる一話完結型の作品です。
一話ごとのタイトルは一品の料理。その料理にお客さんの人生模様が盛り込まれています。
絵のタッチははあっさりとしていて趣のある感じ。
料理ものによくある薀蓄だとか豆知識みたいなものは一切なし。
昭和っぽいというかアットホームな雰囲気が全編通して感じられる良作です。
「第3夜 猫まんま」とか「第9話 カツ丼」とか
「猫まんま」の方は、ひたむきですが売れない演歌歌手がヒロイン。
深夜食堂での縁からだんだん売れ始めてくるんですが、最後は少し悲しい結末になってしまうんですが、なんだかあったかい話です。
「カツ丼」はかませ犬なんて言われたボクサーが主人公。
試合に勝ったらカツ丼を食べに深夜食堂へ通っています。
そのボクサーが最後の試合の後に、深夜食堂で出会った母子とともに食事に来ます。
いつもはカツ丼を食べていたボクサー、そして母子ですがその日に食べたのは……。
「カツ丼」に関してはドラマの方がいいアレンジをしているかな、と思いました。
最後、深夜食堂のマスターがいい気の利かせ方をするんですよね。
ちょっと力をぬきながら読める良作です。
映像作品も本当に面白いです。各キャラクターが妙にマッチしていて引き込まれます。
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