お盆休みもついに最終日の午後となりました。予定していた行程もこれで最後。
そんな最後の行程は境港の水木しげるロードとなりました。
旅行の計画中は行くのか行かないのか非常に微妙なところだったのですが、日程近づいてからやはり行こうというように決まった目的地です。
鬼太郎も悪魔くんものんのんばぁも水木しげるも好きですが、そんな町おこしイベントみたいなものを見に行くのかと少し迷っていました。
しかし、境港の水木しげるロードは周辺住民の方々の団結した街づくりに感心してしまいました。
あと老若男女楽しめる鬼太郎って素敵なコンテンツなんだなと再確認することになりました。
境港の水木しげるロードに行ってきたよ
午前中に玉造温泉を出発し、玉作湯神社を観光し、そこからバスで松江駅まで移動しました。
松江駅からは米子駅を目指し、そこで境線に乗り換えます。
境港に行くようであれば、どうせなら境線に乗ってみてほしいです。
電車が鬼太郎一色のラッピングされており、驚くことに車内のデザインも鬼太郎一色。
こだわりがすごい。
まずは米子駅ホーム。

境線に乗るためには「0番ホーム」に向かいます。

ねこむすめでラッピングされた電車が目に入ります。これはすごい。



シートです。
背もたれ部分に猫娘のイラストが。

今回、往路で乗った車両は猫娘の車両のようで、全体ピンク一色。そしていたるところに猫娘のイラストがちりばめられています。

そして面白いことに境線の各駅は、正式名称の他に鬼太郎のキャラクターになぞらえたもう一つの駅名を持っているようで、三本松口駅は袖引き小僧駅。

弓ヶ浜駅はあずきあらい駅。
ちなみにあずきあらいはビジュアル的に好きな妖怪の一つです。

車窓から撮った一枚。
生い茂った草花と雲、そして青い空。
境港駅到着
境港駅に到着すると駅前から鬼太郎一色。
駅のホームから駅前一体が鬼太郎一色

目玉のおやじ車両なんかもありました。

ホームから見る駅舎。

ホームから改札へ向かう途中です。
ちなみに境線はSuicaやICOCAのようなICカードが使えません。
なので、このゲートをくぐったところにある窓口で駅員さんに行って清算してもらう必要があります。
米子から切符できた方が無難かもしれませんね。



駅を出ると鬼太郎やねずみおとこと仕事の話でもしているのでしょうか、水木しげる御大のブロンズ像があります。
どこかでみましたが、日本の三大しげるは、
1. 城島茂
2. 松崎しげる
3. 水木しげる
だそうで、うまいこと言うもんですね。


少し雲の多い日だったので写真的には残念でしたが、街の中を歩き回るには良い気温でした。

駅舎の裏側に行くと港感があるスポットがありました。
ちなみに喫煙所もこの駅舎裏にあるので、歩きタバコはやめて駅周辺を探してください。

カッパです。

ポストの上に鬼太郎が。

うーんこれはなんでしょうか、見たことあるのですが名前がわかりません。
ブロンズ像の台座には妖怪の名前が書かれたプレートがあるので、確認して見てください。



これは知っていますかまいたちです。
かまいたちって一匹目が人間を転ばして、二匹目が切りつけて、三匹目が薬を塗ってあげるんでしたっけ。
面白い設定ですよね。
違っていたらすいません。

行った時にはちょうど世界妖怪会議なるイベントが行われていました。
イベントをやっているところをよくよく確認せずに歩き回っていたため、結局イベントを見ることはできませんでした。

水木しげる氏と夫人のブロンズ像でしょうか。
この独特な表情いいですね。幸せそうな雰囲気をバシバシ感じます。

ぬらりひょん。

「人生は……終わりよければ、すべてよし!」
非常にポジティブな言葉ですね。こう言えるような人生を歩みたいものですね。
水木しげるロードへ









水木しげるロードにはいたるところにこう行った妖怪のブロンズ像が設置されています。
どれもこれも愛嬌のある楽しげな妖怪たちばかりです。

郵便局も鬼太郎仕様。
ここからハガキを送ればもちろん消印は鬼太郎です。

各店舗がそれぞれに鬼太郎の世界観に合わせた店舗づくりをしています。

道路に良くある汚水のふた?的なものもこんな感じの手の凝りようです。

ここは妖怪神社。

「味の店 有限会社 いけびんストーア」です。

かぐら旅館。
いい味出してます。稲佐の浜の手前の民宿みたいにどうやって予約を取るのでしょうか。興味あります。

タクシーにも一反木綿に乗った鬼太郎のステッカーが。
そして、いたるところに目玉のおやじ。

港の銘酒「千代むすび」
目玉のおやじのイラストが可愛いですね。

ヘアーサロンでさえ、この鬼太郎に乗っかる感じ、素敵です。
ゲゲゲの鬼太郎のヘアーサロン。
きっとこの境港以外では絶対に使わないキャッチコピーですね。

枕返しですね。
いつの世代のアニメだったか忘れてしまいましたが、エンディング曲だったかと思いますが、出てましたよね。
と言うか寝てるところに現れて枕をひっくり返すとか、奪うとかの妖怪だったかと思いますが、地味に鬱陶しいですね。


べとべとさん。
私はこのべとべとさんについては詳しく知らないですし、アニメのどんな話で出てきたのかも知らないのですが、結構人気があるのか、お土産のブロンズ像のレプリカとしても商品化されています。



境港駅からまっすぐ伸びるこのメイン道路は観光客で賑わっています。



もう全然知らない妖怪ばかりです。
画像一番上なんてそろばん弾いている女の子じゃないの?って感じです。

家電屋さんの柏木商会。
Hi-Fiビデオなんて知らない。相当古そうですね。

駄菓子屋さんの辰巳屋商店。
とても趣のある店構えですね。

引き戸真ん中には見覚えのあるちゃんちゃんこを着た少年の絵。

そう鬼太郎ですね。
この絵って誰が書いたんでしょうか、とても味があっていい鬼太郎です。

アーケード街を突き当たりまで来るとまた少し雰囲気の違った商店街に突入します。
この先に水木しげる記念館などがあります。
食事をするなら一旦ここまで来てお店を探した方がいいかと思います。
ここまでの道で食事処はあまりなかったような印象。


商店街入り口左にあるお店。
妖怪饅頭総本店です。
なんだかロゴが眼鏡市場みたいな感じ。
饅頭屋さんに見えないのですが、もともと何かの店舗の居抜きなんでしょうか。

水木しげる記念館です。
時間もなく、残念ですが館内には入りませんでした。

今回の旅行では帰りの時間を考えると、ここまでしか来ることができませんでした。
しかし、この先の方が人がたくさんいて多分この先にも見所が多くあることが推測できました。
実際のところここまで来るだけでもたくさんの妖怪ブロンズ像があり、お土産屋さんがたくさんあって見応えがありました。
時間に余裕を持って境港だけで一日使うくらいの気持ちがないと全部は見て回れそうもありません。

すごいいいやつなんだろうなって感じました。

ATMだって世界観を壊していません。

これは知っています!
悪魔くんですよね!あとメフィスト!何世だかは忘れましたが。

なんだか知っている悪魔くんとは少し違うような気もしましたが、鬼太郎とは別のアニメやってましたよね。



可愛い。

これは牛鬼ですよね。
妖怪の中でもかなり強い方に分類されるやつですよね、確か。

のっぺらぼうですかね。




ここでメイン級キャラクターぬりかべ発見!

ミストを出してくれているお店もありました。
夏はこう言うのありがたいですよね。
あとは写真を適当に。






なんだか半分くらいしか堪能することができなかった気もしますが、これで境港の観光は終わりです。
帰路につくため米子空港へ
3日に及ぶ旅行もこれで終わりとなります。
境線で米子方面へ乗って行くと米子空港駅へと行くことができます。

米子空港駅は別名「べとべとさん」駅。
夜道を歩いていると、誰かがついて来るような気のすることがある。そんな時は「べとべとさん先へ起こし」と言うと、ついて来る足音がしなくなる。
という解説が書いてあります。
確かに夜道を一人で歩いていると急に不安になったりすることありますよね。
そういう不安とか恐怖なんかを昔の人は妖怪の仕業と考えたんですね。そんな不安や恐怖が元の妖怪をこんなキャッチーなデザインにした水木しげる氏は本当にすごい。


鬼太郎って言ったらこの顔ですよね。
最近のちょっと可愛い路線に寄せている女々しい鬼太郎より断然こっち。口とか目は「3」こんななってるのが至高。

よく見ると右後ろに見えるWi-Fiのマークにも鬼太郎がいます。


窓にはステンドグラス風な妖怪たちが。
今回、境港の水木しげるロードへ行って見て思ったことはやっぱり鬼太郎すげーってこと。
そして、そんなコンテンツを電車や町一帯など広域にわたって盛り上げてエリア全体でお祭り騒ぎみたいにワイワイやっていることが本当にすごい。
神奈川の川崎にある藤子不二雄ミュージアムなんかも近しいものがあるけれど、ミュージアムに続く道に点々とブロンズ像があるくらいの規模。まぁ川崎の町全体で「ドラえもんで行きましょう!」みたいなのは無理なんでしょうけど。
改めて、一つのコンセプトでここまで集客できる鬼太郎と水木しげる氏はすごい!
以上!

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