初夏の箱根って緑が綺麗で素敵ですよね。
今回、箱根は芦ノ湖の「山のホテル」へ行ってきましたので、その時の記録を書いてみます。
箱根湯本で有名なファーストフードって言ったら練り物だと思うんですけど、それがすごく美味しかった。今回の旅行ではそれが一番の衝撃。年取ったのかな。
箱根一歩手前の玄関口は小田原だと思っているのですが、皆さんどうでしょうか。
今回も小田原から電車で箱根湯本駅を目指して行きました。
「箱根湯本」駅から箱根登山鉄道で「強羅」駅へ、そこからバスに乗ってポーラ美術館。
そして「強羅」駅に戻ってケーブルカーで硫黄で有名な「大涌谷」駅。
「大涌谷」駅から臨時バスを使って「桃源台」港を目指しました。「桃源台」港からは海賊船に乗って芦ノ湖を横断し「箱根町」港。そして「山のホテル」というルートです。
概要はそんな感じ。
Contents
小田原駅で北条早雲公の銅像をみた
小田原駅は箱根湯本を目指す途中でいっとき降りた程度でほとんど何もしてません。
ただ、せっかくなので駅を出てみると北条早雲公の銅像があったので記念に撮影してみました。
北条 早雲(ほうじょう そううん)は、室町時代中後期(戦国時代初期)の武将で、戦国大名となった後北条氏の祖である。伊勢 宗瑞(いせ そうずい)とも呼ばれる。北条早雲は戦国大名の嚆矢であり、早雲の活動は東国の戦国時代の端緒として歴史的意義がある。
wikipediaから引用






小田原駅の何口から降りたのかは忘れましたが、駅のすぐ近くにもこんなに鬱蒼とした気が生い茂っていてとても綺麗でした。
この出口とは別の口なんかはかなりお店やビル群も目立ち、発展しているのですが、やはりこう言った一角もまだあるようで、なんだか安心します。

結構古そうな集合住宅。一階には昔の商店街にあったような店舗が数点あります。
結構風情があっていい感じです。

箱根行きのホームはこんな感じでかなり近代的。

提灯なんてレトロな絵があって上の近代的な建物とのミスマッチがいい感じ。



小田原に降りた理由はこれ。
箱根フリーパス。
箱根にいくなら必ず買ったほうがいいチケット。これ本当にオススメ!

あっという間に箱根湯本駅に到着です。
ここからは箱根湯本駅周辺を散策します。
箱根湯本周辺では絶対に練り物を食べるべき
箱根湯本はなんどもきたことがありますが、本当に雰囲気がいいですよね。
昔ながらの温泉街でありながら、未だに人の出入りが多いので活気がある。お店も多いし、昔の雰囲気が残っていて良いところです。


この風景は本当に20年くらい前から変わりませんね。
知っている人も多いかと思いますが、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」なんかでもここの風景出てくるんですよね。


対して結構変わったのが、こちらの方角。
駅周辺にこの歩道橋のような、歩ける場所が作られて非常に行き来がしやすくなりました。
これができてからもう結構立っていますが、箱根の風景に馴染んできましたね。

お店や看板もほとんど変わっていないです。
下の商店街もいつも通り人の往来が多くて安心します。

そして個人的にもう相当長いこと気になっているのがこの温泉!「カッパ天国」!
一度も言ったことはありませんが、箱根湯本駅から一番近い宿泊所なのではないでしょうか。そもそも宿泊所なのかも確かめたことがありませんが、一度は行きたいと思いつつもまだ言ったことがないのです。
まだあってよかった。


路地裏には駄菓子屋さんなんかもあります。


横浜銀行だって箱根の街並みに合わせた外観にしていたり。
こう言った町ぐるみの取り組みが箱根の人気を衰えさせない理由なのかもしれませんね。


「いつ食べるの??」
「今!でしょ!」
なんていうすでに中途半端に賞味期限が切れたネタで煽られている「半熟ばくだん」なるものが売られていました。
半熟玉子が練り物に包まれているようです。

パックもひと工夫されていて、紐を引っ張ると中の卵が手を使わずに半分に切れるようになっています。
結構美味しかったです。
これから箱根の名物になるといいですね。

同じ練り物ですが、こちらが本家の王道といったところでしょうか。
籠屋清次郎さん。ひっきりなしにお客さんがくるので若干並ばないと買えませんでした。

5種類くらいあるんですが、どれも美味しそうでした。


今回はイワシを練りこんだ王道のもの(左)と、チーズを中に入れたもの(右)を注文しました。
これがとても美味しい。
特に左のイワシの練り物が本当に美味しい。
スーパーなどで買う練り物とはひと味もふた味も違う。これは箱根に行ったら是非食べてみてほしいご当地グルメです。

また駅前に戻ってきました。
駅前は本当に変わりません。もしかしたらテナントは入れ替わっているのかもしれませんが、数十年前からこの建物は健在です。

奥に見えるのは富士屋ホテル。
この橋も数十年変わりませんね。




駅から出て徒歩1分くらいの距離にあるのですが、ここの風景も私の中ではTHE箱根という感じ。
手軽に見れる位置にあるのですが、緑が生い茂っていて綺麗な川も流れていて本当に綺麗。
強羅からバスでポーラ美術館へ
今回の旅行の目的地の一つポーラ美術館を目指します。
箱根湯本駅からは箱根登山鉄道を使い「強羅」を目指します。
強羅駅からバスに乗ってポーラ美術館へ向かいます。
小田急箱根スタンプラリー
今回箱根旅行に行ったタイミングで、小田急箱根スタンプラリーというイベントが開催されていました。
箱根湯本駅の改札前にパーマン3号の絵が書かれたスタンプ台が用意されており、藤子・F・不二雄さんの特製ノートがもらえるというのでやってみることにしました。
箱根フリーパスを購入していないとスタンプシートがもらえないらしく、今回は偶然ですがラッキーでした。

川崎にある藤子・F・不二雄ミュージアムとの関連イベントのようで、スタンプシートの裏には藤子・F・不二雄ミュージアムの案内がありました。



これが箱根フリーパスを購入した時にもらえるクーポンブック兼スタンプシート。
強羅駅からバスでポーラ美術館へ
箱根登山鉄道に乗り強羅駅で降ります。







強羅駅からすぐ近くにバス停はあります。
バスのデザインも風景を害することのないナイスデザインです。


ポーラ美術館です。
緑溢れる敷地の中にあるガラス張りの綺麗な美術館です。
ポーラ美術館(ポーラびじゅつかん)は、神奈川県足柄下郡箱根町仙石原にある私立美術館である。公益財団法人ポーラ美術振興財団が運営している。館長は木島俊介[2]。
wikipediaから引用




今回やっていたのはピカソとシャガール展。

ポーラ美術館は15周年を迎えたということです。

当然のことながら美術館内は写真を取れるところも少ないため写真は少なめです。



当然のことながらポーラ美術館のポーラはあの化粧品メーカー、「ポーラ化粧品」のことです。
設立の経緯も、
ポーラ化粧品で知られるポーラ・オルビスグループのオーナーであった鈴木常司が数十年にわたって収集した美術品約9500点を展示するため、2002年9月に開館した[1]。
wikipediaから引用
ということです。







ポーラ美術館内のカフェ「TUNE」
ソフトドリンクとスイーツを提供しています。



ポーラ美術館内も静かで良いところでしたが、外に出て「すごいな」と感じたところが一点ありました。
美術館を出たところすぐに車道が走っているのですが、そこで来館者を案内してくれる交通整理をしているスタッフさんが非常に丁寧。そして快活。
細かいところまでクオリティが高いなと感じました。
ケーブルカーで「早雲山」駅、そしてロープウェイで「大涌谷」駅へ
ポーラ美術館から「強羅」駅までバスで戻って来た後は、ケーブルカーで「早雲山」駅を目指します。



ケーブルカーはやはりなかなか見る機会もないためか、私含めてカメラを構える人たちが多かったように感じます。
「早雲山」駅はこれといって何をするわけでもなく、ロープウェイへ乗り換えるために経由しただけでした。
大涌谷は相変わらず硫黄が強烈
早雲山からロープウェイに乗り換える時、どうぞーなんていってスタッフが配っているものがありました。
なんだこれと思って見てみると、おしぼり。
どうも硫黄の匂いで体調を崩す人が多いのか、ロープウェイ内にも簡易的な救急ボックスがあり、その中にもおしぼりと水なんかが入っていました。






ロープウェイに乗るときは、個人的には後部の椅子に座るのが好きです。
その方が景色がよく見えるからです。






もうもうとガスが吹き出していました。
風向きで硫黄が流れていく方向の木々は一様に枯れてしまっていて、硫黄の強烈さが伺えました。

「大涌谷」駅に到着。




こんな硫黄のガスと黒卵しかない大涌谷ですが、ここはいつ来ても人が多い気がします。
芦ノ湖へいく人の経由地になっているだけかもしれませんが、日本人はもとより海外からのお客様も多いようです。
芦ノ湖名物の海賊船
今回は「大涌谷」駅から「桃源台」駅へ臨時バスが出ていたので、大涌谷から直行できました。


小さい頃はこれをみて憧れていました。
芦ノ湖を横断するだけの遊覧船なのですが、このビジュアルはやはりたまらないですよね。


船長でしょうか。
険しい顔をして一点を見つめていました。




この日は本当に快晴で、非常に気持ちの良い遊覧となりました。
風が強いので若干肌寒いくらいで、初夏の暑さは感じませんでした。

利用する人がいるのかはわかりませんが、特別船室がありました。確かにちょっとグレードがたかそうなシートです。
夏のハイシーズンなんかは普通のシートが埋まってしまっていることもあるのかもしれません。そんな時には利用してみるのもいいかもしれませんね。


これが通常のシート。
ほとんどの人がデッキに上がってしまっていたので、ガラガラで快適に座っていることができました。
箱根町港に到着
「桃源台港」から芦ノ湖を横断して「箱根町港」に到着しました。




港前には「畔屋」という施設があり、中には軽食を取れたりするところもありました。


「畔屋」を抜けたらバス停があります。
また、今回泊まる「山のホテル」は送迎バスが出ており、このバスターミナルまで来ていたのでそれに乗って移動をしました。
芦ノ湖の畔にある「山のホテル」
「山のホテル」は三菱財閥の4代目総帥「岩崎小弥太」氏の別邸だったところを改修したのだそうです。
三菱財閥スゲー!
東京の湯島にある岩崎邸も綺麗だったけど、なんだかこういう建物って古き良きって雰囲気があっていいですよね。




山のホテル施設内には庭園があって、バラ園もあります。
時期が時期ならツツジも綺麗な場所だそうです。

全ての客室は芦ノ湖を一望できるようになっていて、居室からの風景は絶景です。


調度品もこんな感じで、雰囲気を盛り上げてくれます。



4階には小さいですが展望室があります。

バーラウンジもあります。



庭園からみる夕日も綺麗でした。

箱根神社を少しだけ
夕方の芦ノ湖畔を歩いてみたくて少しホテルの外に出てみました。
すぐに暗くなりそうだったためほんの少しですが、箱根神社へ向かってみました。

芦ノ湖にせり出す形で鳥居があります。ここはいつも人が大勢いるのですが、この時は幸運なことに全く人がおらず、ゆっくりと見ることができました。

後ろを振り返ると箱根神社本殿へと続く石段があります。

芦ノ湖の水は透明度も高くて綺麗です。



山のホテルへ戻って来ました。


また客室から外を覗いてみると飛行機雲が見えました。
1日目の終わりはこんな感じ。映画「君の名は」の流れ星のような綺麗な飛行機雲でした。
次の日は山のホテルの庭園を散策、そして箱根神社に参拝して来ました。
続きます。
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