子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥を十二支と呼ぶことはだいたいの人が知っていますよね?
ただ「あなたの干支(えと)は?」って聞かれた時、「申年です。」って答えていませんか?
そもそも、十二支なのか干支なのか、なぜふた通りの言い方があるのでしょうか。
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十二支ってなんなのか
十二支は古く殷の甲骨文では十干と組み合わされて日付を記録するのに利用されている。戦国以降、日だけでなく、年・月・時刻・方位の記述にも利用されるようになる。-wikipedia-
子(ね)を北に配置し、時計回りに続けて「丑」「寅」…と十二支を配置します。発祥は中国のようで、かなり古い時代から十二支の概念はあったようです。
桃太郎にも十二支が関係
十二支が、時刻や方位を表すことはなんとなく知っていた方も多いかと思います。
「鬼門」と呼ばれている方角は北東を表し、十二支でいうと「丑」と「寅」の間に位置しています。
そのちょうど反対側にある「申(さる)」「酉(とり)」「戌(いぬ)」が鬼を退治しに行くお供になったということです。他にも説はあるようですが、非常に面白い話だと思います。
干支(えと)ってなんなのか
じゃぁ十二支と干支の違いは何なのかというところですが、
十二支は古く殷の甲骨文では十干と組み合わされて
とある通り、二つを組み合わせた考え方のことを十二支というようです。
ですので十干という別の考え方があります。十干について先に触れたいと思います。
十干って何?
こちらは生命循環の過程を表した考え方だそうです。
「木」「火」「土」「金」「水」の順番で「生命の芽生え」から次の芽生えにつながる「終焉」を表しているようです。
さらにそれぞれを二つに、「兄(え)」「弟(と)」に分けて計10個となります。「きのえ」「きのと」という具合です。
干支は十干と十二支の組み合わせ
十干と十二支を組み合わせて「干支」です。わかりやすいですね。
十干が6回循環する周期と、十二支が5回循環する周期が60年です。60年で循環が一周するため「還暦」という言葉があるようです。
一番の始まりはそれぞれ「木」と「子」なので「甲子(きのえね)」、二番目は「乙丑(きのとうし)となります。
それを元にすると干支はなんと正確には60パターンあることになります。
干支は60パターン!今年の干支は?
今年は「丙申(ひのえさる)」だそうです。
60に分けたうちの33番目に当たるようです。さらに言えば60年ぶりの丙申です。
60パターン分、正確に特徴があるようですが、気になる人は調べてみても面白いかと思います。
まとめ
干支に対するイメージが少し変わったんではないでしょうか。
あなたの干支は?って聞かれ時用に、改めて自分の干支を調べてみてはいかがでしょうか。
2016年初日の出
本年は東側に若干の雲が横たわってしまい、雲の合間からの初日の出となりました。
周りが明るくなるにつれ、次第に雲の上部にオレンジ色の線が走り出し、非常に印象的でした。
本年もよろしくお願い申し上げます。
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