星のやは日本国内に、「軽井沢」「京都」「竹富島」「富士(南都留郡富士河口湖町)」そしてなんと2016年には「東京」にもリゾート施設を展開するということです。
各施設が非常にテーマに沿って作り込まれており、宿泊施設だけでなくその周辺全域が非日常的な雰囲気に包まれています。
星のやリゾートの総本山「星のや軽井沢」がやっぱり非日常的な空間だった
明治維新で日本は西洋化することで、江戸時代まで培ってきた日本独自の文化を捨ててしまったような形になりましたが、「もしそれを捨てずに、鎖国がある程度進んでいて、ちょっとずつ自分の好きなものだけを海外から取り入れて日本文化が続いていたら、今はどうなっていただろうね」というテーマで作ったのが、星のや軽井沢です。
http://toyokeizai.net/articles/-/16823?page=2
上の記事を読んだことから興味を持っていたのですが、機会があってこの度宿泊してきました。
宿泊客が初めに行くのはまずレセプション、ここでチェックインを行います。車で行った場合、こちらに車を預けて星のやの専用車で部屋まで案内してもらいます。
日常から非日常への切り替え
星のや軽井沢のコンセプトにもある「山あいの理想郷」、また上記記事にもあった通り現在の日本とは少し違う発展を遂げた日本。二つを綺麗に融合させた集落のような空間になっていました。
今回訪問したのが11月初頭だったため、周りの山々は紅葉も終わりの頃になってきておりましたが、木々の葉も黄色から真っ赤になっているのが多く、スタッフさんの言うにはこれから少ししたら一斉に葉が落ちていくということで、その姿も壮観だということでした。
浅間山(あさまやま)を有する軽井沢ですが、その影響もあってかカラマツが広がっている風景を目にします。これが黄金色に色づいており、非常に綺麗でした
水波の部屋
星のや軽井沢では部屋のタイプが大きく分けて
- 水波の部屋
- 山路地の部屋
- 庭路地の部屋
の三つのタイプがあります。今回は星のや軽井沢のサイトでも非常に印象的な雰囲気の川に寄り添うように佇む水波の部屋に宿泊しました。
部屋はリビング、テラス、寝室、浴室で構成されています。
水辺のテラスは居心地も良く、とても静かで穏やかな時間が流れていました。施設全体にも言えますが、夜は宿泊者とスタッフの人たちしかいないこともあってか静寂に包まれ、まさに山あいの集落といった風情を感じました。
瞑想入浴
各部屋に風呂は付いているのですが、是非今後宿泊を検討されている方がいらっしゃるようでしたら、メディテイションバスに行ってみてもいいかもしれません。各宿泊施設でそれぞれが力を入れる部分だと思いますが、星のやの工夫が感じ取れるかもしれません。
メディテイションバスは、瞑想し、五感を研ぎ澄ませながら心を調え、リラックスして頂く温泉です。
http://www.hoshinoyakaruizawa.com/?_ga=1.167912993.1485483140.1446983983#/hotspring/meditation-bath
私も実際に入浴してきましたが、場所は宿泊者エリア内の最端で部屋の場所によっては少し歩くことになります。洗い場が4箇所、打たせ湯が4箇所、壁で区切られており独特の雰囲気を感じます。打たせ湯の場所から少し移動すると浴場につきます。「光の部屋」まずは通常の温泉のような空間に出ます。四方を見渡すとポッカリと人が一人通れるような開口部が目に入ると思います。その先が「闇の部屋」につながっています。
多分この文章を読んでいただいても全く想像ができない方も多くいらっしゃると思います。詳しくは公式ホームページの同項目のページに書いてあるのですが、「闇の部屋」だけは写真がないようです。それもそのはず、本当に真っ暗でまさに「闇」でした。メディテイションの名前の通り、この上記工程を経て瞑想を行う癒しの空間ということでしょうか。
確かにスパの受付が併設されているようで、星のや軽井沢はスパ要素にも相当力を入れているようです。2〜3日宿泊して行うスパもあるということで、これは気になりますね。
入浴施設に関しても宿泊エリア外「トンボの湯」こちらもおすすめです。またこちらに関しても記事にしたいと思います。
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