一人旅するなら自転車で

ぎりぎり20代前半の頃に仕事を辞めて、自転車に乗ってひとり旅に出たことがありました。
北海道まで昼間は自転車を漕いでひたすら北上、夕方になって日が暮れてくると今日の到着できる範囲のビジネスホテルに電話をかけて空室あるところを探してそこを目指して進みます。
ビジネスホテルの中では携帯を充電しつつ今日のニュースを見て、シャワーを浴びて、次の日のコースをあらかじめ想定して朝起きる時間を決めてから寝ます。
次の日がまた当然のようにやってきて携帯のアラームで目を覚ますのですが、当然素泊まりなので早々と準備を終わらせてチェックアウト。7時か8時くらいにホテルから少し離れたところで自転車を組み立てて出発です。
またひたすら漕いで漕いで、途中峠が思ったよりきつくて自転車を押して歩いたり。一度だけパンクをしてしまい修理キットまで頭が回らなかったことに反省しつつ、自転車を輪行袋にいれて市街地を目指して歩いて。もう次の市街地に日のあるうちに着くのは難しいと判断して宿泊先にチェックインした事もありました。
迷っているならとりあえず出発してみることがいいかも
一人で旅でも行ってこようかな、って近しい人には話をしつつも、本当に行く気があるのか、それが何か意味があるのか、人に話をすることで自分に対して確認をしているような状況が長く続いていました。
じ
そしたらいつかの昼過ぎにふらっと外に出て自転車に跨ったんです。そしたらそのままひたすら北に。両親にも親しい人達にも何も伝えずに。
今ここにいるよ、しばらく帰らないから、って伝えたのはその日の宿泊施設が決まったあとでした。
準備は入念に8割くらいで
あんまり無責任なことは言えないんですけど、ただふらっとどこか遠くに行きたいだけで、しっかりした目的地があるとかじゃないんであれば、地図と上着と何枚かの着替えをもって出発してもいいかと思います。どこまで一人でやるのかにもよるかと思いますが、ただ遠くに行きたいって言うんであれば夜をどうやってやり過ごすのか、それだけでいいんではないでしょうか。

まとめ
自分が準備したもの
- 防寒着
- 着替え
- 寝袋 ←初めの峠の途中から家に送り返す
- 財布
- 携帯と充電器
- 地図
主だったものはこんなものでした。
結構軽装だったことと10月という季節もあり、松島付近でこれ以上北に行くなら気温に気を付けた方がいいというアドバイスをもらいました。なんだかんだでそのまま天候にも恵まれ、北海道まで問題なく行くことができました。ラッキーだった部分も大きいかと思います。
最低限の装備は用意しておけば、幹線道路メインでいけば途中でお店も多いので買い足しながら移動することもできます。雨風対策と日が暮れてきたら無理しないという気持ちを持っていればOKかなと。
一人旅したいなって思いつつなかなか踏ん切りのつかない人は特に気負わずに、無事に帰ってくることだけ考えて、とりあえず出てしまうってのもいいんじゃないかと思います。
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