「軍艦島」に上陸してきました。正式名称を端島(はしま)というのですが、島の全景を海側から見ると戦艦「土佐」に似ているということから「軍艦島」の呼び名が定着しました。
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長崎半島から南西約19km
軍艦島のアクセスにはクルーズを提供している船会社へ、あらかじめ予約が必要です。観光シーズン中は予約が取れにくい時期もあるみたいなので余裕を持って予約した方がいいと思います。
チケットを予約したらあとは当日船着場の、長崎港ターミナル1階の窓口へチケットを引き取りに向かいます。
各船会社で料金などはまちまちですが、大体3,000円から4,000円くらいの周遊料金と、軍艦島そのものの見学料として300円のチケットが必要です。周遊のみのコースで予約をすると、島への上陸はせず周りを船で周るだけになってしまうので上陸する方は気をつけてください。
船でおよそ30分、ドルフィン桟橋から上陸
周遊は片道およそ30分ほど、「軍艦島」唯一の上陸箇所であるドルフィン桟橋へ接岸を行います。天候によって高波が発生してしまうと接岸することがかなわず、上陸ができないこともあります。そうなってしますと周遊のみとなってしまいます。ここについては運頼みのところもあるため、上陸できた方はラッキーな方なのだと思います。
端島が炭鉱として栄え、最盛期を誇っていたのが1965年(昭和35年)で人口は5200人を超えていたそうです。人口密度は人口密度は83600人/km²だったそうで当時世界一の密度だそうです。
「軍艦島」内の見学に関しては、島の南側をコースに沿って三つの見学広場を周ることになります。
第1見学広場
第二竪坑坑口桟橋跡を見ることができます。鉱山施設に関してはほとんどが形を残していないようなのですが、第二竪坑へ向かうための昇降階段部分だそうです。他、当時の職員住宅や学校などを見渡せます。
第2見学広場
赤レンガが印象的な総合事務所跡が間近に見られます。
第3見学広場
国内最古の鉄筋コンクリート造りのアパート跡があります。朽ちてしまいその当時の集合住宅としての面影はありません。
見学広場を回った後は再び乗船し周遊
3つの広場の見学が終わると再び船に戻り、今度は「軍艦島」の全景を見るために島周辺を周遊します。
ここで初めて端島がなぜ「軍艦島」と呼ばれているのか、「軍艦島」と呼ばれて一番初めにイメージするあの島の形を見ることができます。

まとめ
軍艦島が世界遺産に登録されてから、興味を持った方も多いかと思いますが、今後も建物が今のまま残っているかというとかなり難しいのではないかと思います。上記国内初鉄筋コンクリート造りの集合住宅ができたのが1915年、築年100年を越えてしまう年月が経っております。閉山したのが1974年、それから人の手が入らない状態が続き、波風にさらされ崩壊してしまう建物も多かったかと思います。今後もメンテナンスしていくとしても、今の雰囲気の軍艦島を見たいのであれば、今行ってみてくることが必要かなと。
廃墟が好きな人にもオススメ。
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